アルバイトの経験しかない状態から正社員を目指す。そんな就職活動で内定を獲得する方法とは

アルバイトの経験だけだと正社員を目指すときに選考で落とされることも多い

多くの企業ではアルバイトと正社員は異なる仕事を行い、権限、義務、責任なども異なってきます。一般的には責任が重い仕事は正社員、そして軽い仕事をアルバイトが担当することが多く、その結果、経験する仕事に大きな違いが生まれます。

まず、一番の違いは仕事内容の変化です。アルバイトはある程度までの仕事を覚えると、その後は、それを実行することが求められ、また結果については問われない場合がほとんどです。ルールを守り、就業しているかどうかが重要な評価ポイントになります。それに対して正社員は業務に携わり始めたばかりの時は大きな差はありませんが、年数が経つにつれて経験する業務は広くなっていき、職位があがるごとにルールを守って就業するという、プロセスに対する評価以上に、どれだけ数値を伸ばせたかといった結果に対しての評価の比重が高くなっていきます。

こうした違いによって、現在の日本の労働環境を考えると、アルバイトとして10年働いた人と、正社員として10年働いた人との間には、キャリア的な価値に大きな違いが生まれてしまうのも事実です。

こうした事情から、企業によってはアルバイトの経験しかない人が正社員の求人に応募してきた時に、低く評価することが多いため、もし、アルバイトの経験のみの状態で、今から正社員の仕事に就きたいと考えているのであれば書類や面接など、採用選考のなかで対策をとっていくことをおすすめします。確率という点では、少し不利な状態にはありますが、しっかりと対策を実行していくことで必ずチャンスはつかめるはずです。頑張っていきましょう。

アルバイトとしてマイナスの評価を受けやすいポイントを認識して対策をしよう。最初の課題は「仕事に対する意識の差」がある

まずアルバイトも正社員も同じ人間であり、本質的には差はありません。しかし、一般的に働く人たちの統計的な観点でみると、2つのなかで大きな違いとして「意識」があります。一時期、業務中の悪ふざけをインターネット上に投稿して問題になることが頻発していましたが、あれらのほとんどがアルバイトによるものです。もちろん正社員でも同様のことは起きますが、その比率は大きく違っています。この違いは何かといえば、仕事に対する意識の差であり、それを簡単な言葉でいえば責任感というものになります。つまり、アルバイトしかやっていない=責任感がないと思われることがあり、それを象徴するようなエピソードや実績がでたのであれば、良い結果がでることはないでしょう。ここの対策としてまず必要なのが、しっかりと責任感をもって仕事をして、それを体現する実績を作ることです。たとえば、遅刻や欠勤、そして正社員に求められる仕事に対する意識と同様のものをもって、仕事に臨んでいることを誰が見てもわかるようにし、それを実際に実践していくことです。それを書類に記載し、面接に進むことができたらそこもしっかりと説明ましょう。

アルバイトの課題としてチェックされるのが「継続性と定着率」。正社員は辞めない人が多いが、アルバイトはすぐにやめる人が多いと思われている。その事実を覆す実績をしっかりと作っておこう

次に課題としてみられるのが「継続性と定着率」です。これは転職を繰り返した正社員の人も同様にみられるポイントですが、アルバイトの場合、一般的に正社員よりも辞める人が多く、また辞め方も唐突で雇用者に負担が大きなものであることが多いのも事実です。こうしたことを繰り返してきた人などであれば、企業は正社員として採用して教育しても、またすぐにやめてしまい、育成などにかけた時間が無駄になるのではないかとリスクを感じてしまいます。

そのためにアルバイトのうちから継続をしてきたこと、そして安定して働き続けられる人間であることを証明できるよう、そうした実績を作ることを心がけましょう。そして、それを書類で読んだときにしっかりと理解してもらえるように記載に工夫を施して、面接でも継続、安定という2つの点で不安がない人間であることを証明する話をしっかりとしていきます。たとえば「どれくらいこの仕事をやっていきたいと思っていますか?」といった質問が飛んでくることがあります。この時に「3年くらいはやってみたいです」というような、正社員レベルで考えた時に短期間とされるような回答をするのは絶対にNGです。もちろん皆さんには人生の都合がありますし、また嘘をいうわけにはいきませんが、できれば「もし働きぶりを見て頂き、満足いただけるようでしたら、可能な限り、長く、ずっと仕事をさせて頂けると有難く思います」というようなことをお話しできると良い評価を受けやすくなります。

アルバイト採用の最後の課題は「育成コスト」。正社員として活躍してもらえる状態にするためにどれだけの負担があるかをチェックされる。負担が少ないことをアピールできるようにしっかり勉強して準備をしていこう

最後に企業側からした時のリスクとしてあるのが「育成コスト」です。正社員はアルバイトと比べて、研修や教育を社内で受ける機会が多く、そのため正社員としてもとめられる言動、考え方、立ち振る舞い、判断などの基礎ができていることが多いという特徴があります。アルバイトの場合は、作業を行う上で必要最小限の教育機会のみである場合が多く、活躍してもらうために必要な時間、育成に必要な手間がどれだけかかりそうかというのは、採用する際にどうしても気にされてしまいます。

そこで、そうした点についての不安を払しょくするために、できる限り正社員が学ぶべきもの、覚えておくべきものは事前に自ら勉強しておき、誰からみられてもアルバイト以上の意識、言動、行動がとれるようにしておくというのがおすすめです。

アルバイトも正社員も同じ人間ですから、本質的な違いはさほどありません。しかし、受けてきた教育、本人の仕事に対する意識などの差は大きい場合が多く、それが求人企業からするとリスクとして捉えられることが多くあります。そこをしっかりと理解した上で、事前の準備、対策を行って、正社員の内定を勝ち取っていきましょう。

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