転職活動の終盤戦。求人に応募、内定獲得までいったら次はいよいよ退職手続き。損をしない退職の仕方を知っておこう

転職とは今いる会社を辞めて、次の会社に入社するということ

当然多くの人が知っていることですが、転職は今の会社を退職して、そして内定をもらった次の会社に就職することです。そして、転職活動の最後の最後、終盤戦では今いる会社に退職の意思を伝えて、会社を辞めるための活動があります。辞めますといって、いきなり辞める、そういう人もアルバイトなどを中心に一定の確率で存在しますが、全くおすすめできません。何度伝えても退職を拒否して、それどころか怒り出すような人がいる会社であれば、そういう方法もしかたないかもしれませんが、できれば損をしない退職の仕方を覚えておきたいものです。

退職そのもので得をすることはありません。次の会社に入社することで得をすることはありませんが、今の会社を辞めるということ自体にプラスはないからです。しかし、普通に辞めるだけでは損をしてしまうところを、それを抑えることはできます。キャリアを積み上げていくためにも是非知っておきましょう。

キャリアを積み上げるためにも知っておきたい「世の中は狭い」ということ。さらにいうと「業界はとても狭い」

キャリアを考えると、無駄にしたくないのがこれまで積み上げてきた能力や人脈といったものです。同じ業界でキャリアアップを狙って転職をすれば、一つ上の仕事や待遇というものを手にすることも可能です。会社を辞めるときというのは、どうしても次のステップのことに意識が行きがちですが、今の会社、次の会社というレベルではなく、あなたの人生におけるキャリア全体を一度しっかりと考えることが重要です。

まず長く社会人をやっている人たちであれば、その意味をよく理解することができるものとして「世の中は狭い」という事実があります。さらにいえば「業界の中は非常に狭い」といえます。立つ鳥跡を濁さずという言葉がありますが、これは社会人においては、お世話になった方たちへ礼を尽くすという部分もありますが、最終的に自分自身が損をしないためでもあります。

多くの人は仕事を変えるときも同じ、又は類似の業界のなかから求人を探していきます。その結果、5年、10年、20年と長年にわたって働いている人たちは、一定の割合で同じであったりもします。その昔、新卒の時にお世話になった上司が、業界内の別の会社の役員になった、なんてことは業界によっては割と日常的に起こりえるものです。この狭い世界のなかで「あいつはひどい人だ」というブランドが確立すれば、そしてその事実が残るとしたら、それはあなたの目指すキャリアにおいて大きな障害となります。誰と誰が知り合いなのか、どの人たちが仲が良いのかということをすべて把握し続けることはできませんが、ひとついえるのは、必ず誰かと誰かはつながっているということです。あなたが接している、その人には、周囲にいろいろな知人、友人がいます。しかも、社会人として長い人であれば、業界内に多数、そういった人脈は少なからずもっている。そのことを忘れないようにしてください。

会社としては競合ではあるが、働いている人同士は親友ということもある。転職活動中に人物像などをヒアリングされることも

一生懸命働いていると、ついつい自社目線で物事をみるようになり、競合企業などを憎らしく思うこともあるはずです。それはある意味で仕事を本気でやっているからでもあり、悪いことではありませんが、競合企業だからといって、憎らしい人が働いているわけではありません。業界によっては、競合企業同士、情報交換をするような業界内の飲み会などが行われるところもあるなど、人同士の交流はあるもので、中には学生時代からの友人、親友がいることだってあります。

そういう個人的な関係がある場合、時として応募してきた人の情報をみて、自分の友人がいる会社にいたとわかったら「あなたの会社に以前いた、〇〇さんってどんな人?」というように、人物像、働きぶりなどをヒアリングされることもあります。もちろん守秘義務のように、そうした活動をしていることを内緒にしている場合は配慮してくれますが、すでに退職済みであった場合などは、そういうやりとりは、仲が良い間柄では意外に行われることもあります。

転職活動がうまくいって、内定をもらうとつい舞い上がってしまいがちですが、退職の仕方次第で、あなたの今後のキャリアのことを考えると損をすることもあります。立つ鳥跡を濁さず、の精神で、辞めてからもみんなに愛される人を目指しましょう。

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