その夢は正社員として働きながらでは目指せないものですか?言いわけ抜きの客観視で内定を勝ち取れる人間になろう

夢を追いかけたい。だからアルバイトで働いていましたというのは、応募先の会社には関係がないことだってことをしっかり理解しておこう

普通の人生を送るのではなく、夢があふれるものにしたい。そのためには時間的な制約を受けるのは許容できないので、時間の融通が利く仕事、そしてアルバイトなどの非正規系の雇用形態で働いてきましたということもあると思います。それは当然、自分が決断したことである以上、その決断は誰からも非難されるものではありません。しかし、一方でその結果として起こることにすべて、決断を下した自分が責任を持つ必要があります。仕事、キャリアというものは、誰かのせいにすることはできません。

夢のためにアルバイトで生活をしてきたが、そろそろ夢をあきらめて正社員の仕事に就こうという時、その人の就のための挑戦は応援したいものではあります。ただ、自分が夢を追っていたということは、これから応募しようとしてる求人の会社には何も関係がなく、それはあなただけの問題であるということをしっかりと理解しておく必要があります。

面接の際もそうですし、仮に内定をもらい、就職した後についても「いままで夢を追ってきたから、アルバイトしかしてきてないから、そんなことはわかりませんし、できません」ということは許されないということです。そんなことを思うわけがないという人もいると思いますが、夢を追いかけるということと、仕事は融通が利くものに限定するということは、実際には話が別なものであり、その別なものをひとつのものとしてつなげてしまっていた時点で、少なからずこの傾向があることを理解して、自分でもしっかり気が付けていない、本当の自分の思考を認知することはとても重要です。

夢を追いかけるために時間が必要だったという人は「夢のために時間をどれだけ使っていたか」という問いを考えるところからはじめよう

さきほどの例では、ミュージシャンとして成功したいから、 役者としての活動を頑張りたいので アルバイトをで働いていました、という人などがイメージしやすいと思いますが、正社員で働いていても、ちゃんと勉強をしたいので会社を辞めて大学にもう一度通おうと思います、といった人も同じ分類になります。夢というのは、会社や仕事には関係がなく、あなただけの都合のことに他なりません。

この夢のためというのは、ストーリー性があるからこそ、自分にも、他人にも説明しやすく、また素敵なものとして受け止めやすくなります。ただし、ここでキャリアを考える上では「その夢はしっかり働きながらだと本当に無理なものですか」という質問に対する回答こそが、真実を映し出していきます。たとえば、1カ月間という時間を考えてみましょう。30日間、1日の活動できる時間を、睡眠等を除いて最大で16時間として考えてみたときに、1カ月で約480時間ほど、何かを行う時間を作ることができることがわかります。この時、この480時間のなかで普通に仕事をしていたとしたら、1日8時間労働+休憩1時間+通勤時間1時間だとすると1日で10時間、そして平日が22日だとすると1カ月で220時間が夢のために使えなくなるわけです。でも、残りは260時間もあります。いや、移動時間はもっとかかる、多少なりとも残業はあるということであれば、1日を10時間ではなく13時間で計算してみましょう。それでも200時間ほどは夢のために使える計算になります。この時間を費やすだけでは、到底、つかむことなどできない夢であれば、それは致し方ないかもしれませんが、そうでない場合は、夢を追っていることを理由に、そういう働き方を、自分にとって負担が少なく好ましいために、選んでいたと考えるのが適切です。

いや、そうではなく、突然仕事にいけなくなるような予定が入ることがある。オーディションが急に入ることもあるといったことが理由かもしれません。しかし、多くの場合、どんなものでも予定はある程度の前に決まっていて、告知は必ずされています。そして突然ということであれば、小さなお子さんをお持ちで、その上で仕事をしている人も、突然子どもが熱を出してしまい早退したり、体調不良の子ども看病のために欠勤する必要があることを考えると、突然で絶対外すことができない予定が入ることがある人でも、しっかり働ている人もいますし、会社や仕事を選びさえすれば、しっかり働けることが証明されています。

その夢のためには本当に正社員として仕事をすることが不可能だったのでしょうか。自由な時間、そのほとんどを夢のために使っていたのでしょうか。こういうことを考えていくと、本当の自分に触れることができ、就職活動においてもそれは活きてくるはずです。

企業から内定を出すかどうかは 「能力」「人間性」「継続性」 でチェック。あなたの夢がそこにプラスに働くように書類や面接で工夫しよう

夢を追いかけていたのでアルバイトをしていました、というだけでは、先ほどの話のように熟練の採用担当者たちは「その夢のためにどれだけ必死でやったのか」だけをみてきます。その時、いろいろな話を総合するとそこまで真剣に取り組んでおらず、十分に正社員として働きながらでも大丈夫だったはずだ、という結論に達した場合、採用に対してリスクを感じる人がほとんどです。

まず企業は業種や職種によって異なる部分はありますが、多くの場合、「能力」「人間性」「継続性」といった点で人をチェックします。経歴はそれをみるための材料の一つになるわけです。能力は高いのは当然うれしいわけですが、足りなくとも、素直さがあり、一緒に働きたいと思える人間性があるため、教えたことを吸収してくれそうだと感じれば、内定が出る確率は高まります。また、経歴を見た時に、一度決めたら辞めずに続ける、ということを垣間見えたとしたら、教育する価値がある人間であると判断されます。1年かけて教えて、ようやく仕事が最低限出来るようになった途端に辞めてしまったとしたら、企業からすれば大失敗といえるからです。

こうしたことを踏まえて、夢を追いかけてきた人なのでれば、その経験から人間性と継続性が見えるように工夫する必要はあります。一番悪いのは、思い付きで次から次にやることを変えて、すぐに投げ出してしまうことが癖になっているように見えることです。どんな道であれば、何かを達成しようとすればつらい時期は必ずあります。それは営業だろうと、経理だろうと、経営だろうと、ピアノだろうと、作家であろうと、野球選手であろうと、どんなものでも同じことです。何かを極めようとしたか、そしてその道のつらいところでどれだけ頑張ってきたか、そうした良い人間性と高い継続性が見えるものになっていければ、夢を追いかけてきた日々は、プラスに働くこともあります。新しい一歩を踏み出し、是非ともより良いキャリアを積んでいきましょう。

おすすめの記事