大手企業で働きたい!そんな人に知っておいてもらいたい大手企業の良い点、悪い点

みんな一度は考える大手企業で働くということ。でも、実際に働いて全員が満足できる環境ではないので、自分の適性をしっかり考えることが必要

全体的に待遇が良い、安定している、いろんな理由がありますが、就職しようと思った人であれば一度は考える、大手企業で働くということ。もちろん、大手にはいい点がありますが、決して完全無欠のパーフェクトな職場というわけではありません。そして、大手にはどうしても我慢をしなければならない問題もあります。そして思い込みだけで事実ではないこともありますし、知らなかったけれどこんな良いこともある、という場合もあります。

なんとなく大企業だと良いのではないかという気持ちも、もちろんわかった上で、全員にとって良い職場ではないことも知っておくべきことです。まず重要なのは、大企業はあくまでも規模が大きいだけであって、あなたにとって良い会社ということを保証するものではないということです。規模が大きいということは、大きくなれるだけどの結果を残してきたということは間違いがありませんが、その過程で働いている人にとってどうだったか、そしてこれからどうかというのは誰にもわかりません。

就職をする上で重要なことにもちろん安定というものもありますが、企業が安定しているからと言って、働いている人も雇用が安定しているわけではないという事実も知っておく必要はあり、大手企業が自分にとって本当に良い選択なのかということを、一度しっかりと考えてみるのは長いキャリアにとって大切な作業となります。

大手企業に向いている人ってどんな人なのかを知っておこう

大手企業のほとんどは、ある程度の年数が経って組織として成熟している会社です。そして成熟しているということは、急成長をしている最中というよりも、成長率そのものは低くなってきており大きな変化は見込みにくいということでもあります。大企業でどんどん新しいことに挑戦していきたいと考えている人がいるのであれば、その時点で矛盾をしていることになります。もちろん大企業も常に慢性疾患ともいえる大企業病との戦いのために、社内ベンチャー制度であったり、型破りな人材募集であったりと、いろいろな施策は打ってきますがそのほとんどは実態としては機能していないものがほとんどで、対外的なアピールや働いているスタッフの人たちのガス抜きのために行われるものが大勢を占めます。大企業は低成長、成熟しているので、大きな変化を求めない人こそが適性があるといえるわけです。

また、大企業である以上、基本的にはひとりひとりに向き合った規則や仕組みは実現できません。社内のほとんどの人にとって良いか、という全体最適でいろいろなものが決まっていきます。これはコストを考えれば致し方がないことでもあり、しっかりと自分を見てほしい、向き合ってほしいと思っている人には大企業は向きません。大きな規則、仕組みに自分をあわせにいくことにストレスを感じない、上から指示されたことに対して疑問をもたないということが非常に重要で、ひとつひとつに意味などを考える人は、日々、ストレスでつぶれていきます。多くの人はいまはPCやスマホで入力をすることになれているので、電子ファイルで管理すればよいものをなぜか書類で書いて提出させられる、というものであったり、効率を求められているのに、非効率なことを改善しようともしないし、それを提言すると、困った人扱いをされるといったことが頻繁に起きます。こういったことにストレスを感じる人は間違いなく向いていません。指示されたもの、決められたものを、そういうものだと受け入れて作業に集中できる人、そして自分からルールに合わせにいくことができる人、これが大企業に適性がある人ともいえます。

大企業だから待遇が良いわけではないことを知っておこう。待遇は業界や商品で決まることが多い

ひとつ多くの人が勘違いしていることのひとつに、大企業は給料が良い、待遇面が魅力的なものになっているということがあります。当然、大企業の中にはそうした企業もありますが、給与や待遇は規模で決まるのではなく利益率で決まります。どれだけ規模が大きくても、利益率が低い業界では、上場企業であっても平均年収などは低いというのが実情です。

待遇面を考えて就職していきたいと考えている人は、規模以上に、利益率の高い業界、商品やサービスを取り扱っている会社を選ぶのが重要で、規模だけで入社を決めてしまうと自分も想定と違って後悔するという可能性もあります。

大企業の良い点は目立つということと、そのために法令に対しては神経質なところが多いこと。加えて、友人や親類に大企業で働いているといえること。しかし、 最大の利点は大企業の仕組みを勉強できること

ここまでの説明である程度ご理解をいただけると思いますが、大企業だからといって働く人が、そしてあなたが満足できるかというと、それは相性次第ということになります。しかし、すべての人にとって理解しやすい、そして満足しやすい価値も当然あります。それは大企業であるが故に目立つ存在であるということです。そして、この目立つということは、法令違反などのチェックも厳しいということでもあり、そのため多くの大企業は中小企業と比較するとコンプライアンスについて前向きで、しっかりと考えて対応している比率が高いということがいえます。外部の目というものがそうさせるというのもありますが、大企業は働いている人も多いため、法令に違反する行為を行っていると、一定の確率でそうしたことを許容できない社内の人からのリークによって、改善をせざるを得ない状況が生まれるということも一因です。

あとは、一番シンプルな価値として「大企業で働いています」といえることです。大企業だからと言って知名度が高い会社ばかりではないため、認知度とはまた少し違いますが、実態の知らない人からすれば、規模が大きければ良い会社なのではないか、そして良い会社に働いているこの人も優秀なのではないかという、印象を与えることができます。これはある意味でははったりにすぎませんが、それでも時として重要な武器になるので、使えるものはしっかりつかっていきましょう。

上記の2つの利点は、本質的かと言われれば少し微妙なレベルのものですが、最大の利点としてあげられるものといえば「大企業の仕組みを勉強できること」です。大企業と中小企業では、社内の仕事の進め方はかなり違います。社内政治というほどこみいっているかは別としても、適切な進行を行い、時間がかかっても、適切な手順を踏み、各種監査なども受けて進んでいく大企業の仕事の仕方は、実際に経験しないとなかなかわかりません。そのため、採用する側からしても、面接などで話をしていて違和感を感じところが少なくなるため、大企業で働いていると同じ規模の会社から内定をもらいやすくなります。結果として、大企業への転職しやすくなるというのも、ひとつの利点といえます。

規模で見るのではなく、自分が活躍できるか、そしてストレスは許容できるものかをしっかりと考えよう

大企業というだけで、なんとなく志望していくということが必ずしもおすすめできないのは、ここまでの話でご理解いただけるかと思います。就活の成功は、大きな会社から内定をもらうことではありません。実際に働いたときに、給与などだけでなく、働いていて、自分との相性の良さを感じる文化、人間がそこにいるため、継続して働く気になれる、つまり満足できていることが成功の基準です。大企業の求人は多くの場合、魅力的なものではあります。しかし、それが自分にとって良い選択となるのかどうか、自分自身をしっかりと俯瞰してみてから決めていくことをお勧めします。

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