回転すし業界上位のかっぱ寿司の求人への応募を考えている人が知っておきたい企業の業績と取り組み

回転すし業界は群雄割拠の大激戦。かつて業界1位の座に君臨したかっぱ寿司は現在4位

消費者として一度は利用をしたことがある人も多い回転すし屋さん。低価格でおいしいお寿司を提供する大手4社、かっぱ寿司、くら寿司、スシロー、はま寿司がしのぎを削っている業界です。この中で勢いのある競合他社に抜かれはしたものの、いまだ存在感を示し続けるのがかっぱ寿司です。

かっぱ寿司を運営するのはカッパ・クリエイト株式会社。かつては回転すし業界で1位の座にいた業界でも知名度の高いブランドを持っていますが、近年、競合他社の出店攻勢、サービスや商品のアップグレードによって後塵を拝し、現在は業界4位のポジションにいます。

一時、業績低迷で経営がどうなるかといわれた時期もありましたが、2014年は居酒屋の甘太郎や焼き肉の牛角などを展開するコロワイドの子会社となっています。飲食チェーンはグループ規模によって仕入れなどの効率化が図れるので、もしかっぱ寿司の求人に応募を検討されている人は親会社であるコロワイドについても調べておくと良いかもしれません。

最近のかっぱ寿司の取り組み

最近、寿司の食べ放題サービスである「かっぱ寿司の食べホー」を全店舗でスタートするなど、新しい取り組みに積極的です。この寿司の食べ放題サービスはレギュラー、スペシャル、プレミアムと3種類のコースごとに注文できる種類が違うようで、料金も男性と女性、小学生、シニアという4つの価格にわけられており、3つのコース×4つのユーザ種別で、12種類に分類されています。価格は男性で1680~2480円、女性が1580円~2380円、小学生が780円~1240円、シニアが1280円~1980円となっています。時間は60分間となっており、短時間でたくさん食べて、他のお店では得られない満足感を提供することを狙ったものとなっています。

いまは古豪のポジションの企業となっていますが、まだまだこれからも業界で上位に返り咲くための施策を多く取り入れていくと思われますので、これからの巻き返しのためにどんな取り組みを行っていくのか、就職先として検討する人は未来志向で考えてみると良いかもしれません。

ただ、他の企業と比べると自動化などに対する取り組み、省人化に向けた取り組みなど、効率や技術を取り入れるスピードは少し遅れ気味なのは気になるところではありますが、逆にそのなかでこのポジションを維持しているわけですから競合よりもより早く、より良い技術を導入し始めたら、巻き返しは意外に早いのかもしれません。

業績でみるかっぱ寿司

業績はというと、2019年3月期で761億円の売上で前年度比で減収となっています。減収は連続していることから成長性という点では難があるかもしれませんが、市場が飽和状態であることを考えると、無理やりな成長路線よりも、気にすべきは適正規模での運営による利益のほうです。本業の儲けを示す営業利益はというと、2019年3月期が6億2900万円で2期連続のプラスです。利益率は低いとはいえ、しっかりと利益がでているのは経営としてすばらしいですね。ちなみに2018年3月期は3億7800万円、2017年3月期が-5億2400万円ですから、規模をひたすらもとめるところから、市場規模を適切にとらえて、成長路線よりも、利益を生み出す方向にかじを切った結果と考えると、売上の減収もそれほど悪いものにはみえません。有利子負債も前年度比で大幅に減っていますので、財務健全化という点では、確実な一歩を進んでいるといえます。ただ、利益率という点でみると、すき屋やはま寿司を経営するゼンショーが 5.40%で、回転すし業界1位のスシローが 8.93% となっているなか、かっぱ寿司は 2.49% ですから、まだまだ改革半ばというのが実情です。

かっぱ寿司に就職して働くということ

かっぱ寿司は現在は古豪扱いされているのは事実で、数字的には業界のより上位のところと比較すると劣っているのは事実です。しかし、いま新たに生まれ変わるべく、新しい取り組みも積極的に行っており、今後の進化に期待をするのであれば、決して悪いことばかりではありません。そして、悪い時にこそ、それを改善できる人材の登用に積極なはずであり、そう考えて応募、そして面接等で質問をしてみてから考えるのもありなのかもしれません。

業績の良い会社は魅力的ではありますが、逆からみればすでに結果を出している人たちであふれており、いまからではチャンスがあまりないかもしれないともいえます。ピンチのなかにチャンスありで、また同時にチャンスの中にもピンチはあるわけです。

かっぱ寿司に就職することを考えている方は、ぜひ未来志向でいろいろと検討をしてみてはいかがでしょうか。

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