回転すし業界トップのスシロー。求人に応募しようかなと考えている人にチェックしておいてほしい業績と特徴

回転すし業界首位の「株式会社あきんどスシロー」。マーケティングも利益率も高く積極的な最新技術への投資も行う優良企業

現在、回転すし業界で首位をひた走るスシローを運営するのは株式会社あきんどスシロー。東証一部の上場企業でもあり、株式会社スシローグローバルホールディングスという持ち株会社で上場している。熾烈な競争が繰り広げられている回転すし業界のなかでも、その成長は驚くべきもの、その背景には回転すし屋としてだけでなく、純粋に企業活動として将来に向けた取り組み、そしてリスク管理に対する意識の高さがある。

飲食業界は近年、他の業界と比べても人手不足による問題は大きくなってきており、その対策に追われる企業も増えてきているが、業務負担を減らすための投資、人に依存しない自動化に向けた投資には積極的であり、店舗運営のほぼすべてを自動化するためのビジョンを持った活動が続ている。技術は業務効率化、人手不足の対応に対してだけでなく本業である寿司のおいしさを維持するための、管理技術なども問い入れられており、生み出した利益をさらなる事業の発展のための投資に回す、経営として優れたループが作られている。

近年、人手不足のなかで売り手市場ということもあり、働く人の意識が下がり、バイトテロ、バカッターといったSNSなどで炎上する業務上の悪ふざけなどで大きな問題が起こっている。 企業の危機管理能力という点では、 こうした問題を抑制するための取り組みからスシローの企業としての意識の高さがわかる取り組みがある。それが2日間にわたって実施された「全店休業」である。

回転すし業界において、競合企業であり、業界2位の地位にいるくら寿司においてアルバイトスタッフがゴミ箱にいれた魚を、まな板の上に戻して、それを再度調理する様子をとった動画が出回るという問題が起きた。こうした問題の背景には、アルバイトの教育、管理を行う、現場社員の業務ストレスの高止まりや、そこに加えて教育意識や倫理観の低下を抑制する施策がないことなどが遠因になっている。同様の問題を自社で起こさないために、売上としては10億円程度の減少が見込まれるなかで、スシローは「全店休業」を2日にわたって実施している。これは、くら寿司の炎上問題が発生した直後に行われたものであり、その迅速な対応から企業としての危機管理能力の高さを知ることができる。

スシローの売上、業績の概要

スシローの連結決算の売上や本業の儲けである営業利益などの業績の概要は以下のとおりである。この数値をみても分かる通り、売上も利益も伸びている、いわゆる増収増益が続いており、なかでもこの成長をしつづ、利益率までが上がっていることは企業としての努力が行われており、その努力が確実に成果となっていいることを証明するものである。

2018年9月期2017年9月期2016年9月期
売上高1748億8300万円1564億200万円1477億0200万円
営業利益117億1800万円92億400万円75億900万円
総資産経常利益率8.93%7.26%3.93%

今後の回転すし業界、そしてスシローが向かう先とそこで求められる人材とは

現在、日本の飲食市場は全体としての成長は止まっており、市場シェアの奪い合いが企業間で繰り広げられている。これは回転すし業界も同様で、これまで郊外を中心に展開してきた回転すしチェーンは店舗展開が飽和状態に近づいており、現在は多くの回転すしチェーンの企業は都心部への展開に意識を向けている。スシローも同様で、これからしばらくは国内では都心部における店舗の展開と、それに適した形の運営スタイルの確立が求められることになる。郊外型と都心部型のモデルは、同じ飲食店であってもコストをかけるところ、顧客に提供するサービスでこだわるところは異なってくるため、こうした変化に適応するために様々な模索が必要になってくる。こうした模索を行うためには、同じことを繰り返すだけでなく、常により良い状態にするための工夫、そして研究を行い続ける人材が必要となる。

また、現在の進行中の問題であり、今後もさらに悪化が予測される人手不足の問題への対応は、スシローにおいても重要なタスクとなる。そのためには既成概念で飲食事業を考えるのではなく、全く新しい事業として発想し、またそれを実現するために行動を起こせる人間が必要となってくる。この自動化という分野においては、コストや継続性という観点からも考える必要があるため、ビジネスとしての総合力も持ち合わせた、イノベーター型の人材が適材といえるため、そうした適性を持つ人間がより一層、スシローにおいても求められていくはずである。

最後にあげられるのは、いまや飲食業界の大手の間では当然となっている、グローバル展開への対応である。スシローもこうした活動には積極的であり、日本だけでなく、世界中の国々で活動できる柔軟で、かつ活動的な人材が求められることになる。

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