就職や転職を考えている企業のことを知るために先輩社員の紹介記事は要チェック。企業が理想とする平均的なスタッフ像がそこにある
Businesswoman discussing with colleagues. Entrepreneurs are planning in board room. They are sitting at table in office.

いいなと思う会社の求人を見つけたら求人サイトの情報以外に企業ホームページもしっかりチェック。できれば先輩社員の紹介記事もしっかり見ておこう

転職や就職を考えた時に最初に見るのは求人サイトという人が多いと思います。そこにはたくさんの企業の求人が掲載されていますから、いろんな企業の求人を探すのにはとても便利です。探してみて、これはいいなと思う求人を見つけたら、そのまま応募する前に、できればその企業のホームページもしっかりチェックしていきましょう。

企業ホームページはその企業が対外的に知ってもらいたいと思っている情報の集大成です。しかも、そのなかに人材募集の専用のページなどがあれば、そこには求人サイト側には載っていない大切な情報が掲載されていることが多いものです。特に是非とも探していきたいのが先輩社員の紹介記事です。

何気なく読むだけだと「こんな人もいるんだな」という程度の情報ともとれるものですが、この先輩社員の紹介記事は、その会社が人材採用する上で大切な情報が詰まっています。まず多くの企業にはたくさんの人が働いていますが、その中で就職情報ページなどに登場する人は「こんな人を増やしたいと思っています」という企業からの所信表明ともいえるところです。たとえば、そこに女性スタッフが多く登場すれば、女性を積極的に採用していきたいということでもあります。また、そのスタッフの方がもし、お母さんでお子さんの話をしていれば、お母さんでも働ける環境を用意しており、そういった人を積極採用していくつもりですということでもあります。登場する人たちの性別、年齢、職業、ポジション、そしてプライベートの状況など、そうしたところをチェックしていきましょう。

企業の人材募集サイトに掲載されている先輩社員たちはその企業の求める平均的な人物

どの会社にも成果や働き方、総合的に考えてみた時に上位、中位、下位のスタッフは存在します。この時、企業が本音で増やしたいのは上位層に位置する人材ですが、残念ながらどの企業も上位層と同レベルの人を狙って、大量に採用できるとは全く思っていません。上位を採用するために多くの企業がとる方法は、まずは応募を大量に集めて、その中に少ない確率で上位の人も含まれるだろうという、ある程度の数うちゃ当たる理論を実践するというものです。ただ、もちろん人気企業、大手企業などになると、応募が多すぎて対応の負担が多くなりすぎるのを嫌う傾向があるため、最低限のラインとして、これ以上は満たしていてほしいというラインを作ります。それが中位に位置するスタッフ、つまり社内の平均的なスタッフの能力、働き方となります。これを紹介するために登場するのが、多くの企業採用ホームページに掲載される、先輩社員の紹介記事です。

この平均的な人物像と自分が近い場合、その会社との相性は比較的良いものといえます。逆に、自分と先輩社員たちの働き方や大切にしているものの違いがありすぎる場合は、企業選定をもう一度やり直した方がいいかもしれません。

企業の採用ホームページの原稿はきびしいチェックをいれられた上で公開されているが、それは企業目線で好ましい情報になっているかのチェック。本当だとは思わず参考情報としてみること

実際に記事を見つけてどんな社員がいるのか、そしてどんな社員が求められているのかを把握した後は、今度はその情報の読み取り方をしっかりと考えていきます。まず、そこに掲載されている情報がすべてにおいて真実だとは限りません。無論、確実なウソであるというわけでもありませんが、企業にとって都合の良いように演出されているということはしっかりと踏まえておく必要があります。

まず大手になるほど、企業ホームページに掲載されている情報は厳しい審査を通したうえで公開されています。特に採用ホームページの部分となると、書き方によっては労働者を守るための労働関連法などからみて、法令違反の事実ともとれるような記載になってしまうと大問題です。そのため、誤解が起きる可能性が少なく、応募者を集めるという観点に加えて、法的、倫理的、様々な観点で問題がないように、切り出されていたり、演出されている部分は少なからずあります。自分たちにとって不都合な情報を率先して公開するようなことを、どんな企業も、そして個人も、だれも喜んで行うことはありません。できれば、うそにならない範囲で良く見せたいというのは、企業も個人も一緒です。そういうものであるということを踏まえて、すべての情報を読み解き、真実の姿をしっかりと補正して捉えて、そこからその企業への応募を考えていきましょう。

おすすめの記事