新型コロナが流行中でも大丈夫な就職活動の進め方・考え方

新型コロナウイルスが流行して以降、大規模な説明会などのイベントが中止、延期になったり、オンラインのセミナーに切り替わるなど大きな影響を受けている就職活動。もちろん転職、アルバイトなどの求職活動全般で同じことは起こっており、不安に感じている人が多い状態にあります。不景気によって就職活動、求職活動が厳しい状態というのは過去に何度も起こっていますが、集団で集まることが禁止されるという今回のような事態は例がなく、多くの人が未経験だからこそ混乱し、強い不安を感じています。しかし、そんなときこそ冷静に、やるべきことを見極めて適切に進行させることができた人だけが成功を勝ち取ることができるわけで、今、やるべきことは何か、考えるべきは何かについて考えていきます。

異常な事態だと決めつけない。今後も継続する、そして定期的に起こる可能性があることを理解しておく

今回は異常事態だと思っている人は多いでしょう。しかし、特異なことだと考えると人は備えをしなくなります。世の中には今回のコロナウイルスの発生は陰謀論であったり初動対応のまずさであったりと、いろいろな理由を考えて議論されていますが、理由は何にせよ、一度起こったことは、二度目、三度目があるということです。異常気象といわれる近年の気候変動の影響などもあるとすれば、今回の新型コロナウイルスが収まったとしても、次のウイルスが流行ることは十分に考えられます。今年がなんとかなっても、来年も起こるかもしれません。来年は大丈夫でも、5年後に起こるかもしれません。重要なのは考え方で、何度も起こる、今後も起こるとしっかりと考えておけば、あなたは今回のことから何かを学び、今後に活かそうとするはずです。そして、そうした前向きな意識、冷静な状態から就職活動をはじめられたとすれば、それだけで大きなアドバンテージといえます。まずは「こんなことは普通に起こること。今後も起こることだ」と考え、今回、そして今後についても役に立つ考え方を身につけていきましょう。

不安なことを何度も繰り返し考えるよりも、冷静に情報収集。リアルで行われる就職セミナーを重視する理由はない

就職活動、転職活動を行わなければならない時に、こんなウイルスが流行ってしまってひどいことになってしまった。なんてアンラッキーなんだというように、考えても意味がない不安なことを何度も考える人は意外に多くいます。いわゆる自己憐憫と呼ばれるもので、 これを繰り返して得られるものはマイナスの世親状態だけです。繰り返せば繰り返すほど、景色はひどいものに見えてきて、やる気もなくなり、最後は食欲も、行動する意欲もなくなります。そんな精神論がなんの役に立つんだ、早く内定を手にしたいんだと考える人もいるでしょうが、ここはとにかく冷静になりましょう。”内定をもらう”ことが目的でしょうか?違います。”あなたがより幸せになれる会社から内定をもらう”ことが求職活動の目的のはずです。そのためにはとにかく行動すればいいわけではありません。不安に負けて、焦燥感から逃げたい気持ちで活動を続けていると、なぜこんなところに就職してしまったんだろうということも十分に起こりえます。まずは冷静になりましょう。不安になることを何度も繰り返し考えることを捨てましょう。

特に学生の新卒向けの就職活動では、リアルでの合同セミナーに参加できないことへの焦り、不満を口にする人たちもいます。オンラインではアピールができないであったり、企業のことを肌で感じることができないといったような不満です。しかし、ここもしっかりと冷静に考えましょう。リアルであろうと、ネットであろうと、企業の人事が本音で話すことなんてありません。リアルでもネットでも、企業の人事は学生に良いことしかいいません。それが仕事だからです。ただ、都合の悪いことを隠しすぎると、頭の良い学生からは逆に不審がられることを知ってるので、本音でしゃべっている風を装うことはあります。しかし、絶対に本音などしゃべりません。本当に重要な情報はまちがってもセミナー会場にはありません。むしろ、第三者機関が発表している資料や、各企業が公文書として発表している数字が重要です。たとえば、それは45歳以上の早期退職者募集の回数、人数であったりです。詳細な法的な説明は判例などを紹介するだけでも長文になるので、軽い紹介をすると企業は解雇回避努力義務が課せられています。その一環として、早期退職者の募集を行うわけで、これを行っている企業というのは簡単にいえばリストラをしている企業といえます。こうした情報はセミナーに参加しても得られるものではありません。都合の悪い真実の数字、それこそ重要なものであり、リアルにあうことは就職活動の本来の目的から考えればさほど重要なこととはいえません。

では、就職セミナーの重要な点は何かといえば、志望していることを伝えることです。その点からいえば今回のようなことは効率的であり、ラッキーな状況ともいえます。本来であれば無意味に集まり、さほど意味のない話を聞くことに移動時間などが含めて無駄な時間を費やさなければならなかったものが、オンラインで効率的に得ることができるわけです。企業側がオンラインで参加OKといってくれるからには、志望していることを効率的に伝えられ、それでマイナスになることはないわけです。

企業をしっかり見る。慌てている企業は危機管理能力が低い企業、未来に対する備えが弱い企業と見抜くことができるというプラスの面もある

今回の事態に対応するために、企業は営業時間を減らしたり、時差出勤やリモートワークを実施したりと、様々な施策を行っています。ある業界、企業においては、この事態によって大きく売上を落としてしまい、窮地に立たされているという場合もあります。こうした状態をネガティブにとらえる求職者もいると思いますが、決して悪いことばかりではありません。新型コロナウイルスで社会が混乱している今だからこそ、その企業の本質を簡単に見ることができるのです。

たとえばリモートワークをあわててはじめた会社、すでにはじめていた会社、そして表明だけした会社があります。リモートワークは多くの人が働きやすい環境を作るうえで重要な施策です。新型コロナウイルスの影響で、通勤することがリスクになったから、会社に集まることが好ましくなくなったから、行うための施策ではありません。今回のことをなんとかするためだけに、あわててリモートワークを検討した、はじめた会社は、ある意味では未来に対する備えが弱い、そしていろんな人に働きやすい環境を本気で考えていない会社ということもできます。そんな会社の本質を簡単に見抜くことができる機会は、そうそうあるものではありません。それがわかるだけでも、求職者にとって良い会社を探すためにはプラスといえます。間違っても”表明だけしている”企業にだまされないようにしましょう。リモートワークを推進することを決めたといった表現には騙されないようにしましょう。実際に行っているわけではなく、行うことを決めただけという場合がほとんどで、多くの人に先進的で従業員や社会にやさしい会社と思われたいだけの場合も少なくありません。

業績についても同じで、今回の件で大きくマイナスの数字がでる業界は、構造的に安定収益をそもそも構築しにくい業界といえます。今回のことで業績悪化で内定を取り消されたと悲観的になってしまう人もいるかもしれませんが、そうした不安定な業界、会社に入社しないで済んだともいえるわけです。良い業界、良い会社を見抜くという点からいえば、新型コロナウイルスは就職活動にマイナスを与えてばかりとはいえません。

先見性があり、安定していて、財務力もある会社に就職するチャンス

ここまでの話で理解していただけると思いますが、今回の新型コロナウイルスの就職活動に与える影響はマイナスばかりではありません。むしろ、浮ついたところが多い、不安定な業界、会社が退場していき、先見性があり、リスクに対して適切な備えをしてきて、かつ安定した業績を出すことができ、何かあってもしばらくは大丈夫というような財務力もある会社が、表舞台に立ちやすい環境が整ったともいえます。派手ではないかもしれないし、楽しそうでもないかもしれない。でも、就職先としては優れている、そんな業界や会社と出会える確率が上がるのは間違いありません。ピンチの裏にチャンスあり。こんな時だからこそ就職活動を前向きに進めていきましょう。

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