リストラがない会社などない。上場企業、大企業の解雇の実態

多くの人は良い会社で働き、安定した生活を手に入れたいと思っています。安定した収入、確実な昇給、定年までの安定雇用といったイメージでしょうか。こうした良い会社の代表格として認識されているのが大企業、上場企業といった会社です。こうした企業から内定をもらえたら素敵な人生が待っていると考えている人はたくさんいます。しかし、それは40歳未満の人に限った話であれば正解で、中高年になった後は全く違う現実が待っています。

みんなが妄想する良い会社の代表格「上場企業」のリストラの実態

リストラは企業の再構築のために不要になった人材にリタイアしてもらうための作業で、労働者の目線でいえば解雇と同じです。日本は労働者に対して手厚い法制度がしかれているため、まともな企業では解雇は行われません。自主的な退職希望者を募る方法がとられますが、それが早期退職者募集という形で行われます。これらの多くは40~45歳以上を対象に行われ、毎年多くの企業で行われいます。

以前はリストラというものが非日常的なものであったため大きなニュースになっていましたが、早期退職者募集という制度が定着してからというもの、経済などに興味を持っている人を除く、ほとんどの人が耳にすることがないまま、着実に行われています。

みんなが妄想する良い会社の代表格であるはずの上場企業においても、2019年に行われた早期退職者募集の人数はなんと1万1千人を超えます。これほど多くの人が、早期退職者募集制度という名の解雇によって会社を辞めていっている実態があります。

でも、この制度は自主的に辞めているから解雇ではないはずだと思われる方もいますが、法的にそうなるようにしているだけで実態は解雇です。その証拠に、しっかりと選別が行われているという実態があります。早期退職者募集が行われた後、そこに応募した社員全員が受理されて、退職しているかというとそういうわけではありません。手を挙げた人の中には、会社に強く慰留されて、残留する人たちもいます。つまり、応募制といいながらも辞めてほしい人と、残ってほしい人の選別を行っているのです。すんなり受理される人は、簡単にいえば解雇されているということと同じというわけです。

業績が安定している会社に入社すればリストラはされない?いえいえ、黒字リストラが増え続けています

リストラするくらいだから業績が悪いんだろうなと思われる方もいると思いますが、早期退職者募集は黒字で好調な企業でも行われいます。90年代の後半などは会社の業績が悪いから人員整理という構図ができあがっていましたが、最近は決算の数値が良くとも人を減らす企業が増え続けています。これは今後の市場予測から考えて早めに手を打っているというところもあれば、より強い企業にするために合併などを行ったことで、重複する役割の組織、人員を整理して利益率を高める狙いもあったりと、理由は様々です。ちゃんと会社を選べばずっと安泰と思っている人には注意が必要です。

リストラがない会社はない。そう考えてキャリア設計をしていくことが重要

これからの時代に安定した、良いキャリアを作り上げて安定した生活を手に入れるためには、常にどこの会社でも必要とされる、欲しいといわれる人材であり続けるための努力を行う必要があります。良い会社に入れたから後は安泰と思い、自分の価値をどんどん下げ続けるような生活を送り続けると、40代以降にきびしい現実が待っています。私はまだまだ若いから関係と思っている人こそ要注意。あなたも必ず年をとるということを忘れてはいけません。リストラがない会社はない。そう考えることからはじめてみましょう。

おすすめの記事
すき家もなか卯もはま寿司もココスもビッグボーイも同じ会社が運営しているって知ってた?外食業界で働くことを考えているならぜひ知っておきたい巨大外食企業「ゼンショー」について勉強しよう!
飲食・外食
すき家もなか卯もはま寿司もココスもビッグボーイも同じ会社が運営しているって知ってた?外食業界で働くことを考えているならぜひ知っておきたい巨大外食企業「ゼンショー」について勉強しよう!
世界的な外食企業を目指す巨大企業「ゼンショー」 株式会社ゼンショーホールディングス は国内では外食最大手であり、世界展開にも力を入れている巨...