履歴書に職歴が同じ間隔で社名が並んでいたら黄色信号

就職活動においては誰もが持つべき必須アイテムともいえるのが履歴書。履歴書はその名の通り、これまでの経歴が書かれているもので、その人を写す鏡ともいえるものです。応募の際に提出を義務付けている企業は多くありますが、採用する側はいったい何を見ているのか気になる人も多いはずです。当然、学歴、職歴の内容がすばらしいというのは高ポイントですが、意外にチェックされるのが記載されている数と間隔です。

まずは職歴を書いてみる。それを採用担当者と同じ目線で自分を振り返ってこれからの戦略を考えよう

履歴書のなかで学歴はそのまま書くだけです。多少の違いはあるかもしれませんが、多くの人でそれほど大きな違いはでません。多くの人は小学校に入り、中学、高校と進み、そこで終わりの人もいれば、大学、専門学校などに進んでいる人がいるという程度の違いです。当然、良い学校、悪い学校の差はあれど、構造として大きな違いはありません。大きな違いがでるのは職歴です。30歳、40歳になっても1つの会社しか書かれていない人もいれば、20代なのに3つ、4つと並ぶ人もいます。厳しい話ですが、ここにたくさんの記載が並んでいる人は、どの企業においても高い評価を得られる可能性は低く、また、その間隔が一定で、かつ短い場合は、かなり厳しい評価をされるということを認識する必要があります。

職務経歴はその中身も重要ですが、それ以上に見られるのは転職回数と間隔です。本人は気が付いていないことが多いのですが、18カ月~36カ月(1年半~3年)前後で転職を繰り返し続けているような、規則性をもっている人というのは意外にもたくさんいます。本人はなんとなく転職しているだけなのですが、タイマーのように、一定の期間がすぎると仕事に飽きてしまう、又は絶望してしまうタイプの人といえます。こうした記載になる人は、採用担当者がそういう人間だと思っていることをしっかり理解したうえで戦略をねって転職活動に臨む必要があります。

1年半~3年で転職をどうして繰り返すのか?その理由を知ることは内定獲得率と転職成功率を上げるために重要

改めて冷静になってみてみると自分の転職行動には規則性があることに気が付いたとして、どうしてそのような結果になってしまうのかをしっかりと振り返れる人は多くありません。会社が、上司がと、外部のせいにしてしまい、自分自身の改善には及ばないことが多いためです。

まず多くの人は、就職してから最初の1年は慣れることに必死ですし、わからないことが多いからこそ、不安もあるけれど希望もある状態といえます。しかし、慣れていくと先が見えてきます。どこまで昇進できそうか、昇給はどうか、ボーナスはどれくらいかといったようなところです。こうしたことが分かった後に、希望を感じる人は当然のことですが会社に残ります。しかし、希望を感じない場合、新しい希望を感じることができる場所を探し始めます。何かをやりはじめて、わかってきて、先が見える。この周期には一定のパターンがあり、それが職歴の間隔にあらわれてくるわけです。

もちろん、希望が見えないからといって転職する人ばかりではありません。そうした現実を踏まえたうえで、わりきって働き続ける人も大勢います。そうしたいいことばかりではないし、いろいろなことが分かったうえでも、会社に残り続けた人を多くの企業は高く評価します。逆に都合の悪いことが見えた瞬間にその場を逃げようとする人、努力して目の前の問題を解決しようと取り組まない人を低く評価します。飽きやすく、逃げやすく、絶望しやすい。そういう人はどの企業でも評価されることはなく、そうした人かどうかが職歴の欄から透けて見えてくるわけです。

もし、自分の職歴がそうしたケースにあてはまっている場合は、人事担当者がそうした目線でチェックしていることを理解し、また、自分自身にそうした傾向があることを把握することが重要です。そうした傾向を認識し、欠点に真摯に向き合って変わろうとする人間を低く評価する人はいません。自分の傾向を学習し、そこから自分の弱点を見つめ直して、改善しようとする行動、意識を強く持ち続ければ内定を勝ち取り、さらには転職した後も満足な社会人生活が送れる確率はぐっと高まるはずです。

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