新型コロナで赤字の企業が大量発生。安心な会社へ就職したい人がチェックすべきポイント
unrated grade box on an exam paper with red pen

2020年は新型コロナの影響で就職先生も大荒れ。採用を取りやめる企業も増えてきている中、2020年4月-6月の上場企業の決算発表では全体の3割が赤字、半数以上が減益という厳しい結果になりました。こんな時期だから仕方ないともいえますが、就職するならやっぱり安心できる企業を選びたいものです。求人票に乗っている仕事内容や給与だけでは良い企業というのはわからないものです。見た目で取り繕うことができない、本質的な情報から良質な会社を見抜くチェックポイントを確認していきましょう。

業績が落ち込んでいる業界がある一方で最高益をたたき出している業界もある。企業を探す前に業界をチェックしよう

ほとんどの業界は新型コロナの影響を少なからず受けていますが、その中でも特にマイナスの影響が大きかったのは「旅行」「飲食」「鉄道・交通」といった業界です。共通点は移動が伴うことで、こうした業界では人気企業ランキングで上位を占めている企業たちも軒並み、来年度の採用見送りを発表しています。就職活動では企業をチェックしがちですが、企業努力よりも業界構造のほうが収益、利益といったものへの影響は大きく、こんな時だからこそ、強い業界を選んでいきましょう。こんな中で好調な業界もあり、その代表的なものが「IT」「EC」といった業界です。巣ごもり消費が伸びていますが、移動せずとも生活できる利便性を提供するこれらの業界のサービス価値は、これは新型コロナウイルスの騒動が収まった後も定着すれば大きく下がることは考えにくいものであり、一過性のものと考える必要はありません。一過性の可能性があるのはテレワーク特需によって大きく伸びた一部の製造、メーカー系の業界です。ウェブカメラ、マイク、パソコンといったものは、テレワークの導入によって一時的に急激に消費が伸びましたが、毎月、毎年購入するものではないため、この伸びが継続するとは考えにくく注意が必要です。

緊急事態宣言が解除された後もテレワークが継続されている企業かを確認しよう。テレワークがうまくいかない会社は人的な課題、構造的な課題を多く抱えている可能性あり

今年の4月、5月と緊急事態宣言によって、多くの企業ではテレワークが導入されました。しかし、やはり準備不足の企業でうまくいくほど簡単な制度ではなく、緊急事態宣言の解除後、テレワークを取りやめて通常の出勤スタイルに戻した企業が続出しました。テレワークの本質は、デジタル化への投資を行ってきたか、そしてそれが成功しているか、さらには緊急時でも仕事を継続していけるような備えとして、ワークフロー、人事評価をはじめとして組織全体を改善を続けていたか、ということに他なりません。当然、物流などのようにテレワークが完全に不可能な業界もありますが、努力を継続してきていれば問題なく対処できたはずのことができない企業は、将来に対する備え、戦略的な計画が存在していないことを意味します。たかがテレワークともいえますが、在宅勤務ができない企業は、戦略の欠落した企業であるともいえます。

財務状況をチェックしよう。コロナがあと1年続いても大丈夫な体力があるか。この時期に借り入れでもしっかりキャッシュを用意できている会社は銀行などからなんとかなる会社と思われている証拠

みんなが知っている有名企業でも、現金は3カ月程度しかもっていないという会社は多くあります。これはどういうことかといえば、3カ月間、ビジネスを回すことができないと資金が底をついてまわしていけないということです。もちろん、現金以外の資産もありますのでそれらを現金化すればまわしていけますが、ビジネスをまわすには現金に勝るものはありません。もし、企業の数値が発表されていれば、現金がいくらあるのか、それで何カ月ほど会社を回すことができるのかをチェックしましょう。先々を見越している会社の経営者は、余裕があってもいざというときのために、こういう事態に事前に備えているか、またはこうした事態になった瞬間に現金の確保を急ぎます。銀行から多額の現金を借り入れたりといった具合です。銀行もコロナ後も生き残れる会社であり、最終的には返済できる会社にしか大きな資金は提供できません。そういった意味でも、キャッシュ、そしてこの時期の借り入れの情報は内容をしっかりとチェックする必要があります。

新型コロナは日常を壊してしまいましたが、そんな中でも良い企業はしっかりと生き残り、成長すら成し遂げます。良い会社をしっかりチェックして就職活動に臨みましょう。

おすすめの記事