求人情報に書かれていることはごく一部。面接で絶対に聞いておきたい質問事項

面接での「ご質問はありますか?」は不明な点を聞くだけのポイントではない

転職でも就職でも、応募をした後、選考が進むと必ずといっていいほど面接があります。その時、必ずとっていいほどあるのが「何かご質問はありますか?」という問答です。この時、この機会をどういかすかで、内定率も違えば、入社後の転職の成否もかなりかわってきます。特にありません、といった回答で終わらせるのではなく、自分のアピールもしながら、かつ、入社すべき会社かどうかを見極めていきましょう。

まずご質問はありますかという時に、本当に疑問に思ったことを質問するのは間違ってはいませんが、チャンスの使い方としては不適切。この質問を通して自分をPRすることもできれば、評価を下げることもできてしまいます。事前にしっかりと準備をして臨む必要があります。

応募する求人にふさわしい考え方をもっている人間であるということを質問という場を通してアピールしよう

単純労働などでの労働力だけを求められている場合などの場合は、ただの質問をする場として考えても大丈夫ですが、将来的に会社の中核を担う可能性があるポジションの採用や、中長期的に定着して会社を支えていってほしいと思うような職種、職位の人材募集の場合、質問する内容そのものも、その人の評価に利用されます。

求人の内容にもよりますが、もしマネジメントサイドでの人材募集であった場合、会社目線で好ましい人間であれば、要求しないようなこと、気にしないようなことを質問をすべきではありません。たとえば、休みのことばかり気にしたり、労働時間ばかり気にするような質問をするだけで、ビジネス、事業に関する質問は一切ないとなれば、評価は下がることでしょう。逆に、そうした自分の質問以上に、事業の成長性や、現状の見通し、今後の市場における解決すべき課題としてどういうことを考えているのかなど、事業責任者の人間が考えるようなことをたくさん質問したとすればどうでしょうか。質問はただ単に不明な点を質問するだけでなありません。「私はこういうことを重視しています。いつもこういうことを考えています。」ということをアピールする場でもあります。

あなたが応募する求人に求められる人材をまずは考えよう。ふさわしい人間が質問すべきことをしっかりとまとめておくのが最善手

質問を考える際に重要なのが求人情報をしっかりみて企業側が「こんな人を採用したい」というロールモデルとなる人物像です。その人物であれば、どういうことを気にするのか。ここをしっかり考えることが重要で、ロールモデルの人間に近づけば近づくほど、応募した求人の内定を手にできる確率が高まります。しっかりと分析して、是非とも転職活動、就職活動を成功に導きましょう。

転職活動では予想通りにいかないことが普通。だからこそストレスへの対処法を身につけておこう

転職活動は予想外のことが起こることも多く、そういうものだと考えておくことが大切

転職活動をする中で、最初はなんとなくはじめて、徐々に実感を持ってきて、少し先の予定をたてはじめるという人が多くいます。予定をたてるあたりから、実際にはストレスがかかることが多く、その原因は予定をたてたことにより、その通りに進めようとする意識と、その通りに行かない現実のギャップによって生まれます。なんとなく行う行動でストレスが生まれることはあまりないのは、目的が明確に存在していないからです。しかし、予定をたてるということは、その予定が目標にかわり、それと現実に起こることを比較して良い、悪いという判断が生まれます。ここを意識して転職活動も進める必要があります。そうでないと、より良い人生するための転職活動によって、逆に多くを失ってしまうことがあるからです。予想していないことが起きる、それが転職活動だと思うところから始めると、良い結果を得やすいわけです。では、具体的には転職をする過程で、どんなことが想定外に起こるのかを少しご紹介していきましょう。

求人に応募したら予想したよりも早く内定がでて早く入社してほしいといわれる想定外

なんとなく転職を考えて、求人サイトをみて軽い気持ちで応募してみたらとんとん拍子に話にが進んで内定がでて、その上ですぐにでも入社してほしいと要求される。本来、内定がとれてうれしいはずなのに、自分の転職活動における心構えがしっかりできていない状態であったり、予定していた転職時期と違うタイミングでの入社を要求されるとストレスが生まれることがあります。責任感が強い人、まじめな人ほどこのストレスは多く、せっかく内定がでたのだから要求に応じるべきではないだろうかといったような考えをしてしまうためです。当然、選考の中で転職される時期について説明をしていると思いますが、それは求職者側の都合で、求人企業側の都合とのすりあわせは、最後にどうしても生まれます。ここでどういう答えを出すべきかは、状況次第で変わってくると思いますが、こういうことが起こるということはしっかり覚えておきましょう。重要なのは「こういうこともある」とストレスに感じないようにすることです。

退職をしようと上司に相談したら、予想を大きく上回る引き留めにあう想定外

次によくあるのは、今働いている会社に退職の意思を伝えた時です。いつ、退職をしたいと伝えて、それですんなりわかりましたとなれば、寂しい気持ちも生まれはしますが、それでも転職先の企業への一歩が進むことになりますが、想定外となりやすいのが「予想を上回る引き留め」です。大切な仕事をしている人ほど、そして辞めるそぶりがない人ほど、退職の意思を伝えると上司は驚きしかなく、まず相談をしてきます。少しずつ話し合って、予定通りの退職がはっきりと決まれば一安心ですが、待遇面の見直しであったり、社内におけるキャリアの見直しの提案や職位の提案など、好条件を提示してでも、なんとか引き留めを行ってくる場合もあります。こうなると、険悪な関係にない限り、情もあるため、転職したいけれど今の会社の人にも迷惑をかけたくない自分と、転職先との話とで、良心のある人であればあるほど、そこにストレスが生まれます。こうした時も想定通りであると思えるかどうかが重要で「こういうこともある」と考えて、ただひたすらに自分の希望を、自分に問いただしましょう。他人よりまえに、まずは自分を幸せにすることに集中することが大切です。

転職活動は新しいキャリアを切り開く第一歩ですが、いくら予定をたてていても、その通りに進むことは皆無です。その時々にあわせて、柔軟に考えて、予定通りにいかなくともストレスを感じないように意識を持つことが重要です。そして一番重要なのは「その結果として幸せになれるだろうか」という問いをすること。そこでYESという答えが出る方を、常に選択し続けるのが転職活動を成功に導くためには重要です。

キャリアを考えるならまずは「自分の人生に必要なお金」を把握しておこう

仕事をお金の面から考えることはとても重要。好き嫌いではなく、必要性から考える習慣を作ろう

仕事をするうえで給与はとても大事な要素です。みんな当然高いほうがいいと答えるものの、自分の人生に必要な金額を稼ぐという意識をもって、いくらの給料が必要だと考える人は少数派です。日本ではとかくお金に関することをはっきりと主張するのは嫌う傾向もありますが、現代社会で生きていく以上、お金はどうしたって切り離すことはできません。給料も自分のなかの常識でなんとなくみて、提示されたもので、そういうものかとやっていくというだけでなく、自分の人生に必要なお金をしっかり計算して、そのお金を稼ぐためにはどうしたらいいかを考えてみるということが良いキャリア設計のためには大切です。

アルバイトはこの地域だと時給がいくらくらい、こういう仕事の正社員は20代であれば月給はこれくらいだろうという、なんとなく知っている情報からでなく、自分の人生を運営していくために必要なお金を考えて、それを手にするための方法を模索し始めると、上昇志向が生まれ、良い結果を生み出すことも少なくありません。

一般的には人生に必要とされる金額は1億~3億程度。自分にはいくらが必要のかをライフプランから考える

様々な企業や研究機関が人生にかかるお金を計算して出していますが、多いところでは3億円弱、少ないところで1億円強というところです。この金額のなかには年金等に入っていれば、そうした収入も含まれるので、この全額を稼ぐ必要があるかどうかは状況によって変わってきますので、自分の事情からしっかり考えてみましょう。

まず自分は結婚したいのかどうか、子どもがほしいのかどうかはとても重要なポイントです。それによってお金は少なくとも数千万円は違ってくるからです。さらにポイントになるのは自分の親の介護、そして自分自身の老後です。介護にしても、老化にしても、キャリアで考えるときに重要になるのが「仕事に費やせる時間が減る」ということに直結するものであるためです。最近、問題にもなっていますが介護離職という言葉が生まれるくらい、介護には時間も必要です。つまり、収入が減り、コストは増えるのが介護であり、それは自分自身の体力が衰える、老化についても同様です。

そうした時にしっかり働ける期間に、どの程度のお金を稼ぐ必要があるのか、ここを真剣に考えて、今から毎年、給料をどの程度稼いでいく必要があるのかを考える必要があります。

いきなり希望の給与を手にできなくてもあきらめない。キャリアアップで希望給与を手にしていこう

多くの人は人生に必要なお金から計算してでてきた、必要な給与額を見た時に「これは無理だ」と思うことでしょう。そこでコストを減らす努力を始めるのも大切です。しかし、それと同じく、希望の給与額に自分の能力、価値を近づけていく努力も大切なことです。いきなり希望の給与を手にできる可能性は高くはありません。しかし、どうやったら希望の額を稼げるのかを戦略的に考え、キャリアマップを作成し、実際に自分の希望額を稼いでいる人を調査して、その業界、仕事につけるように努力を続けていきましょう。継続は力なりです。

転職活動での内定を勝ち取るために知っておきたい採用の裏側

人材募集をするには理由がある。新卒、中途、バイトなど雇用形態を軸にパターンを見極めることが大切

企業はどうして求人情報を掲載するのかといえば、当然、人を採用したいからですがその理由をしっかり考えると内定を手にできる確率が高まります。主要な理由はいくつかありますが代表的なものとしては「短期的な業務遂行のために人が必要」「中長期的に戦力として計算できる業務遂行していける人が必要」「長期的に企業活動の継続のために必要な会社をリードしてくれる幹部候補者が必要」といったものがあります。このいずれかだけが狙いという場合もありますし、複数の目的がある場合もあります。人材を募集する企業が、いったい何を目的に求人を行なっているのかを把握することで、履歴書やエントリーシート、職務経歴書の書き方も変わってきます。また、面接の際のアピールするポイントも変わってきます。

バイト、パートで多い短期的な労働力を求めている場合の求人に応募する場合に考えるべきこと

短期的な業務のために人がほしいだけで、中長期に関しては全く期待していない場合があります。サービス業のアルバイトやパートタイムなどでその傾向は強く、この場合、企業側は今の状態でずっと働いて欲しいと考えています。そのため給与に対する昇給の希望が強かったり、中長期的な目線でのキャリアとしての話が強く出てくると、希望に合わない人、管理が大変になる人という印象を与えることになります。

新卒や若手の中途採用で多い中長期で活躍してくれることを期待する採用の場合の重要なポイント

短期的には期待はしていないが、中長期で考えて仕事で成果をだせるようになってほしいと考えている場合があります。新卒の採用や、未経験歓迎といった表現で求人を行なっている中途採用などで多いパターンです。この場合は、育成で伸びるかどうかということと、長期的に働いてもらえるかというのは重要な評価ポイントになります。短期的に経験積んで、次のステップを考えているといったことが、エントリーシートや面接での問答の中に含まれると、相当に能力や魅力があり、それでも採用したいと思わせるものを持っていない限りはマイナスに働く可能性が高くなります。

この場合、新卒と第二新卒などの若手を対象とした中途採用の場合に多く、結果を求めないトレーニング期間のような猶予が与えられているのが特徴です。そのため、そうした期間の最中は会社からみるとコストを負担しているだけで何も成果がないような状態続きます。それを許容していくこといなるわけですが、その期間が終わった直後にやめる可能性があるとお金を払い、勉強と経験をつませてそれだけで去っていく人を喜んで受け入れる会社はいません。もらった分以上をしっかり返してくれることが最低条件です。ここはしっかりと留意して臨みましょう。

ミドル層以上の中途採用で多い、即戦力+中長期的にも活躍を企業が期待をしている場合に考えるべきこと

採用する数こそ少ないものの、ミドル層以上を対象に行われる中途採用などでは、経験と知識から即戦力として短期的に結果を期待する上に、中長期的には会社をリードするような存在になってくれることを期待しています。短期的な結果という点では、同業種、類似業種などの仕事で、具体的な結果が見られるポイントになりますが、中長期的には活躍しくれる可能性が低い場合でも、短期的に投資が回収できると判断されれば内定がでることもあります。しかし、短期的な業務をこなすだけでなく、会社をリードしてくれる能力を持っているか、又はそういう思いを会社に対してもってくれるかといったかという点が合格点に達していれば、内定を出さない会社はまずありません。

若手の採用と異なり、ミドル層以上の採用では「急激な変化はない」というところから能力や人間性などを見られます。そのためこれまでの業務実績、転職の回数や内容といったところもチェックされます。仮に能力的に合格だとしても、社内の若手に悪影響がでる可能性があったり、企業文化的に考えた場合に組織全体のやる気に悪影響が出るような場合は、内定が見送られることもあります。

求人情報を見るだけだけなく求人する理由とその狙いを見抜くことが大切

求人サイトで求人情報を何気なくみていて、気になったら応募をする。求められた資料を提出して、決まった日程に面接にいく、という普通の行動も悪いわけではありませんが、内定を勝ち取りたいと思うのであれば、裏側、背景をしっかりと考えることが重要です。どういう狙いで人を募集しているのか、今回求められるのはどんな人なのか、ここをしっかりと考えることが大切です。

良い会社を探す最良の方法は実際に働いてみること。バイトからはじめて正社員を目指すメリット

良い会社はネットで検索しても実際には見つからない。実際に働くことに勝るものなし!

ブラック企業、ブラックバイト、社会問題にもなった残念な会社に入社することは、誰しも避けたいものです。法令違反などは問題外ですし、仮にそういった点では問題がなくとも、自分にはどうもあわないという、タイプの違いから来るストレスなどもあるので、できれば自分にしっかりあった、良い会社を見つけたいと多くの方は思っています。そこで登場するのがネット上の企業や仕事の口コミサイトですが、もちろん本当のことが書かれているものもありますが、そうではない、誰かが得するための書き込みも多数あり、そのまま信用するのは良い結果を生みません。

まず、基本的に、口コミサイトの特性として、企業機密に関わることや、事実に基づかない誹謗中傷を掲載して、裁判等に発展するとビジネスどころではありません。リスクの少ない、無難なもの、できれば掲載されている企業が喜びそうなものを掲載したくなるのは、当然のことであるわけです。さらにいってしまえば、働いている人のなかで自分の会社に満足している人は、基本的にそういった書き込みはしません。満足している人は、それを誰かに伝えるよりも、その時間を楽しむことに夢中になるからです。逆に、何が何でも書き込んで誰かに伝えたい、という人というのは否定的、攻撃的な精神状態にある、その企業に嫌な思いをもつ人たちであり、ネットはそういう人たちの書き込みが増えやすく、満足している人はネットに書き込む時間などはもたず、同僚と飲みに行ったり、自宅でプライベートを堪能しているわけですから、ポジティブなものは自然と減ります。

しかし、不思議なことに良い書き込みが非常に多い口コミサイトが多いのは、どういうことか。基本的に人間の行動は「何も考えない感情的、衝動的なもの」と「得をするから行動する利己的なもの」のいずれかです。前者は嫌な思いをした人たちですし、後者は応募を集めたいだれかかもしれません。

そういったことから、ネット上の情報をベースに考えて行動するのは危険なわけです。では、どうやって良い会社を探せばいいのか。一番良いのは実際に働いてみることです。

アルバイトから初めてどんな会社かを見極めてから正社員登用へトライするとリスクは最小

そんな時に考えたいのがアルバイトで応募して実際に働いてみるというものです。学生であればインターンなどもありますが、基本的に大手企業などの場合のインターンは、良い印象をもってもらいながら、候補の学生を絞り込むためのお客さん扱いです。そのため、その会社の実態を見ることはできません。また、アルバイトと実態は変わらないインターンを取り入れている企業も多く、そういう場合はアルバイトよりも良くない状態となることもあるため、おすすめはあくまでもアルバイトです。

当然、正社員とアルバイトでは仕事は違うので、参考にならないのではないかと思う人も多いかもしれませんが、同じ空間にいるだけで、どんな人がいるのか、問題が起きた時など、人の本性が出やすい状況でどのようなことが起こるのか、そういったものを見ることができるというのが一番大きなメリットです。さらに正社員の方とコミュニケーションをとる機会を持てるように心がければ、ある程度の期間、働いて仲良くなった後であれば「本音」を聞くこともできます。そうした実際に経験して、また、間違いのない情報を収集して、そこから検討ができるのはアルバイトから始める最大のメリットです。

アルバイト採用から正社員への道がない会社もあるので注意。逆に公表してないだけで正社員登用制度がある会社もけっこうあります

但し、当然、この方法にも課題はあります。それはアルバイトから正社員登用の道がない会社もあるということです。明確に正社員登用ありと書かれているところであれば、そうした心配は少ないのですが、書かれていない場合は、そうした制度がまったくなく、そもそも社員の募集はしていないというようなタイプの会社もあります。こうしたことを意識して、正社員、新卒などの募集も行っているかどうかは事前に確認しておくことが大切です。また、正社員登用は、求人情報や求人サイト上では一切にふれていないものの、行っているという会社もあるので、アルバイトで働いていて良い印象を持てる会社であれば、社員の人たちが、どういう経路で正社員になったのかを聞いておくと良いでしょう。

アルバイトというと「バイトだから」と緩い気持ちで働く人もいますが、それは最終的に損をする選択です。もし、働いて本当に良い会社だった時、そこで正社員になりたいと思った時、ダメな人という認定をされていたら、正社員になるチャンスはもらえなくなってしまうからです。キャリアを考えるのであれば、常にどこからチャンスが来るかわからないと気を引き締めて、アルバイトであっても全力で仕事をすることをお勧めします。

求人を探すときは”自分が知っている仕事や会社から探す”のをやめて良い求人を探すようにしよう

求人情報を探そうと思った時に多くの人は検索の仕方に問題がある

転職、就職、バイト、派遣、いろんな仕事があるけれど、まず仕事を探そうと思ったら最初にやるのは求人検索。求人メディアや求人系の検索エンジンを使って、いろんな情報を探すわけですが、良い仕事に巡り合うためにはここで注意点があります。それは「自分の知っている仕事や会社から探すのはやめる」ということです。もちろん、最終的にそういった求人も見ていくことは間違いありませんが、多くの人はついつい自分の知っているものを優先し、最悪の場合、そこだけで何かを決めてしまいがちです。あなたが多くの会社、多くの仕事を深く理解しており、また同時に自分の希望、適性もよく理解している人であれば、ぴったりの仕事をすぐに見つけることができるでしょう。しかし、ほとんどの人の知識には偏りがあります。自分の親、友人、ネットやテレビなどのメディア、過去の経験など、情報源は限られており、世界のすべてを知っているわけではありません。そうであるにも関わらず、自分が知っている業種や職種から絞って探すのは、せっかくより良い仕事があったとしても、自らその出会いに蓋をしているようなものです。知っていることから探すということをやめ、良いものを探すという行動をとるようにしましょう。

自分にとって最高の求人と出会うために「良い条件」をしっかり考えよう

求人メディアを開いたら目につく新着求人であったり、職種から探すといった検索軸であったり、これらをなんとなくクリックして、なんとなく見ていく前に最初に自分にとっての「良い条件」を考えてみましょう。アルバイトなどで、このエリア内でしか働くことが時間の制約上、不可能ということであれば地域のなかから絞り込んでいくことになりますし、正社員で働くので条件次第では引っ越すので、とにかく待遇と今後のキャリアを優先したいということであれば、雇用形態以外は非常に自由なところからはじまります。それだけで仕事を探してくと、上位に表示されている「より高いお金を出した企業の求人」が目に留まり、その中から選んでいくような状態になります。お金をそれだけだすんだから儲かっている良い会社である、と考えるのであればそれでも十分なのですが、お金をたくさん出して急いで採用しないといけないような、人が離職しやすい環境かもしれないということも考えるのであれば、その先までしっかり考え抜きたいところです。

まず最初に雇用形態を決めたら、その先の条件としては短期的、中期的に考えた場合の仕事に求めるものを考えることが大切です。短期的にお金を稼ぐことを目的であり、中長期的なことは無視する。中長期は、1年後に考えてアクションを起こすという場合、1年限定で、わりきってお金を稼げるかどうかだけがポイントになるわけですから、とにかく給与が高いことだけが条件になります。ただし、長期雇用や長期的な取り組みとしての要件が入るものは、その時のあなたにとっては良いものとなりえない可能性があるため、短期的に人が辞めていくことを当然と考えているような仕事が好ましいものとなります。対して、短期的には収入面が劣っていたとしても、中長期的には飛躍する業界であり、その業界で必要とされる人間になるためのスキル、経験を手に入れ、3年後に大きな収入増を狙うといった場合、将来性のある業界を調査し、その中で成長率が高い会社の求人が良いものとなります。

求人検索をして出てきたものを見ていくだけからランクアップして”自分の希望条件の求人を探す”ようになろう

求人メディアで検索して出てきたものを見ていくという受動的な仕事探しから、自分の希望条件を明確に持ち、それを探すために求人メディアを利用するという行動がとれるようになれば、あなたは良い求人と出会える可能性がぐっと高まるはずです。求人サイトがみんなに見てほしい求人と、あなたが探している求人情報が、基準が一緒であれば何も問題はありません。しかし、もしそこに違いがあったとして、ただ提示されるものを見ていくだけでは、あなたを幸せにしてくれる仕事と出会うことはできないはずです。まずは自分の希望条件をしっかりと考えてみましょう。

就職、転職を成功させるために是非とも覚えておきたい「提供者思考」

会社からあれもこれももらいたいというお客様思考は内定がでない大きな理由となる

みんなもらうのが大好きです。他人からやさしくしてもらいたい、お金をもらいたい、プレゼントをもらいたい、自分を認めてもらいたい、知識や経験をもらいたい。しかし、仕事はお金をもらうかわりに、何かを提供する必要があります。もらいたいという気持ちが強い「お客様思考」は、どの企業においても採用を見送る理由になります。私の好きなことをさせてください、お金はたくさんください、休みはすごいください、わたしを認めてください、といったことを面接でしゃべり続けて内定がでたとしたら、それは非常に特殊な例であるといえます。あなたが何かをほしがるように、求人している企業側も何かをほしがっているからです。

応募先の企業をお客様と考えて、あたなが提供する側にまわる「提供者思考」で考えよう

企業は人材を欲していますが、それは「会社に何かを提供できる人」のことです。決して、もらうばかりの人を会社は欲しいとは思っていません。しっかりと内定を勝ち取るために強く意識する必要があるのが、企業をお客様のように考えて、提供する側にまわった考え方、「提供者思考」での考えです。会社に何かを求める以上に、会社が何を求めているかを知ろうとすること。そして会社に価値を提供したいと思う気持ちと、そうしたところから生まれる発言。この考え方を身につけることができたのであれば、業界を問わず、多くの求人企業から魅力的な人材に映ることは間違いありません。もちろん、こうした思考だけでなく、能力、経験等も考慮されるため、常に内定がとれるわけではありませんが、もらいたいと思っているだけの人と比べれば、内定の獲得率はぐんと高まります。

求めるのならばまずは与えよ。働く以上、良い待遇等を企業に求めるのは当然だが重要なのは順番

提供者思考といっても、自己犠牲でとにかく提供するだけというわけではありません。そうした善意にあぐらをかいてしまうような人や企業も当然いるからです。重要なのは順番です。提供を先にする、その後に求める。この順番を徹底するだけで、多くの企業では途端に高い評価をされます。「給料あげてくれたらがんばります」というAさんがいたとします。もうひとりのBさんは「まずは頑張ります。結果がでたら給料はあげてください」といったとします。皆さんは、どちらを高く評価しますか?当然、Bさんですよね。同じ能力でも、少しの考え方、少しの工夫で内定の獲得率は大きく変わりますし、さらには入社後も、社内での人事評価はまったく違うものになります。ぜひ「提供者思考」で考えてみてください。

その仕事ってこの先もあるの?価値が上がるスキルと経験を手にするためにやるべきこと

時代が変われば必要とされる仕事もかわる。今の仕事がこの先もあるものかを考えよう

本の数百年前、馬は自動車に代わる移動手段、物流を支える存在でした。しかし、今でも嗜好性の強い乗馬や、競馬といった分野を除くと、自動車にとってかわれています。このように時代の流れとともに、新たな仕事が生まれる一方で、一部の仕事はなくなっていくことが、これまでも続いてきました。当然、これから先も同様です。良いキャリアを歩むためには、時代が変わるなかでも必要とされる仕事の経験量を増やし、消えていく仕事はそういうものと考えて、新しい経験を積むためのキャリアマップの設計が必要です

未来は社会、政治、技術、経済の4つの指標から考えるとはっきりと見えてくる

PEST分析と呼ばれるマクロ的な分析手法で政治的(political)、経済的(economic)、社会的(social)、技術的(technological)という4つの視点で考えるというものがあります。これで今と、未来を考えて、どのように変わるか、そして仕事はどうなるかを考えていくと近い将来により一層必要とされるであろう仕事が見えてきます。たとえば政治であれば、日本はどういった国と仲良くなり、どこと疎遠になっていくのか。経済であれば今と比べて今後は伸びていくのかどうか、社会であればどんな問題が起きていて、それを解決するためにどういうサービスができていくのか、技術ではAIなどの発展でどういうことまでが自動でできるようになるのか、といったことを考えていきます。

こうした手法でしっかりと考えていくとおぼろげながら、なくってないく仕事、減っていく仕事が見えてくるわけです。わかりやすいところでいえば、経済は規模が縮小し、労働人口は減って、高齢者は増えて、AIがさらに発達するというような具合です。そうなると、こういうサービスは人ではなくシステムに置き換わっていくのではないか、こういうものは人がやり続けることになるだろう、といったことを考え、キャリアマップを修正していくといった作業を定期的に行うことは、非常に有意義です。

価値があがる代表格は「自動化」の分野、減少する可能性が高いのは「コミュニケーションが不要な単純労働」

こうした未来予測はだれであろうと完璧なものを行うことは不可能です。だからこそ、定期的にしっかりと考えて補正をしていくことが重要です。そうした上で、現在のところさらに価値が上がっていくと考えられているのは「自動化」に関する分野です。自動化、省人化に関わる仕事はより一層のニーズが高まっていくと予想されています。逆に減少していくと考えられているのは「コミュニケーションが不要な単純労働」の分野です。商品の単純な仕分けであったり、ドキュメントの確認、整理とったような仕事がこれにあたります。

将来は誰にも予測することはできません。しかし、常に時代は変わり続け、求められてるものも変化していくことは間違いありません。常に時代の流れを読み解いて、キャリアマップをアップデートしていきましょう。

良いキャリアをつくるために「仕事でチャンスを見逃さない能力」を持とう

仕事のチャンスはわかりにくい形でやってくる。そこに気が付くための能力を身につけよう

働く以上は報われたい。もっとチャンスが欲しいと誰しもが思います。しかし、実態はどうかというと、ずっと同じ仕事をしているだけでキャリアアップが見込めないと嘆いている人たちの数は相当に多く、その人たちは転職などで新しい職場にチャンスを求めて旅立っていくことも少なくありません。転職した先で、希望の仕事を手に入れて、上昇気流に乗れるようであればそれは僥倖ですが、何度、転職を繰り返してもチャンスがもらえず同じ状態に陥っていたとしたら、それはチャンスを見逃しているだけで、実際にはあなた自身の問題かもしれません。もし、その可能性があるとしたら「仕事でチャンスを見逃さない能力」を身につけましょう。いままでも、ずっとチャンスがやってきていたのに、気が付かずに見逃していた結果かもしれないからです。

映画や漫画の世界ではチャンスは明確な場合が多く、劇的にあらわれます。しかし、現実の世界、特に仕事の世界では日々、小さなチャンスはあるものの、ほとんどの人がそれに気が付きません。そもそも、それ自体がひとつの試練であるためです。たとえば何気ない上司とのランチの時の会話のなかであったり、問題が起きた時の対策会議の中であったり、朝の挨拶や帰宅のあいさつであったりと、非常にわかりにくい形でチャンスはやってきます。

職場での日常の会話、挨拶などの当たり前のコトそのものがチャンスである

ある会議で上司が何気なく聞いてきた質問や、移動中の会話のなかで投げかけられる質問、それに答える時がチャンスであるというのは、実はよくあることです。「〇〇さん、この問題、どうしたらいいと思う?」と聞かれた時に、わかりません、であったり、あなた自身の感想を述べているようでは、それはチャンスを捨てているようなものです。こういった質問への答えで「能力」「適正」「投資リスク」を考えるのが、優秀な管理者です。

もしあなたが管理者で10人の部下がいたとします。3年後に事業の柱になるようなビジネスの仕事を依頼する時に、その中から1名を選ぶ必要があるとしたら、あなたはどんな人を選ぶでしょうか。まずすぐに仕事を辞める可能性がある人は除外されます。こうした情報も「最近、転職するの当たり前だからね。みんなもずっと働くつもりなんてないでしょ?」なんて何気ない会話から集められていきます。「そうですね」であったり「3年くらいはまずはやってみたいと思っています」なんていうのが、チャンスを棒にふる人たちです。それが悪いわけではありませんが、そうした時に「この会社を本気で成長させるため、そして会社が上を目指し続ける以上、つらい時もあると思いますがずっと働いていきたいと思っています」と答える人がいたらどうでしょうか。ほかにも「次の事業の営業とか考えると頭がいたいよ。これ本当にきついんだよね」という話の時など、多くの人は苦笑いして終わらせるだけです。曖昧にして、その会話が終わるのを待ちます。そうした時に「きついのはわかります。しかし会社として大事な仕事なのであれば、ぜひ一度私にも携わらせていただくチャンスをいただけないでしょうか」といってくる人がいたらどうでしょうか

管理職にも能力の高い、低いはありますので、もちろん全員に有効ではありません。しかし、どこの会社でも上級職になるほど、こうした小さな答えの違いから、その人の能力、適性を見極め、チャンスをあたえたときのリターンを計算して、仕事を依頼するかどうかを決めていきます。

仕事でチャンスを見つけたら普段の1.5倍は頑張る。周りが心配するほど本気で頑張り続けてみよう

もし、あなたが仕事で評価されるチャンスを見つけたら、やることは簡単です。普段の1.5倍頑張るというものです。口先で「頑張ります」という人はたくさんいます。管理職の中でも上の人ほど、そういう表面的な言葉はまったく聞いていません。チェックするのは「行動」と「結果」です。頑張りますといって翌日は気持ちが下がり、自分が答えた内容すら忘れるようでは、恐らく二度とチャンスはやってきません。チャンスをもらったら、それを誰から見ても、本気でものにしようとしていることがわかるほど、周囲の人が心配するほど頑張ってみましょう。但し、頑張りすぎると継続しません。結果が出るまでには時間がかかりますので、継続できる頑張りの限界として、目安は通常比で1.5倍くらいです。チャンスをもらえたら、まずは徹底的にやる、それができるだけで自然とキャリアは良い方向に回りだすはずです。

仕事で評価されるということが良いキャリアをつくる第一歩。評価される人間になるための「脱作業者思考」

多くの人は仕事の時に「作業をする」こと以外を考えていない

仕事をやっているとき、多くの人はまじめに働いています。当然、休憩もとりますし、さぼるときもあります。しかし、大局的にみればまじめに働いています。しかし、ここで注意する必要があるのが、まじめに働くというのは、まじめに作業をこなしているだけの状態にあるということです。仕事で評価を受ける人たちの行動は見た目には、そうでない人たちと比べて大きな違いは確認しにくいことが多いものの、頭の中はまったく違います。結果を出している人たちは「真面目に作業をしよう」とは思っていません。仕事の目的、意味を考えて「結果を出そう」としているのです。作業をしているだけで結果がでるとすれば、それは誰しも同じ結果になります。作業はほとんどの人ができるからです。しかし、結果としてみんなと同じになったのであれば、それは評価に値しません。評価をされるのは常に「相対的」であるためで、周囲の人と比べてどうか、平均的な人と比べてどうかを、定量的に説明できる必要があります。しかし、残念ながら、普通に作業をやっているだけでは、周囲の人と大きな差はでません。

「結果を出す」ことを考えはじめると無駄なことが見えてくる

当然、まじめに作業をすることはすばらしいことです。しかし、本当に良いキャリアを作っていきたいと考えているのであれば「結果を出す」ことに意識を向け、作業をする必要があります。たとえば、マニュアルに書かれている状況を、いまの状況が変わっているかもしれません。でも、「作業をする」ことに集中している人は、同じことを繰り返してしまいます。しかし、「結果を出す」ことを意識している人は、その小さな変化に気づき、少しの変化をいれて対応することができます。当然、同じ時間を働いていも、生み出す成果は違ってきます。 たとえば、デリバリーピザ屋さんで大量の注文がきたとします。ランチタイムに1000件の注文が入ったとして、ランチタイムにさばけたのは200件です。残り800件は終わっていませんが、ランチタイムは完全におわり、夕方になっていました。この時、作業者思考の人は、一生懸命800件を作り続けます。おわかりだとおもいますが、もちろん、それは無駄な作業になります。「ランチタイムにランチとして注文がきた」ということから考えれば、「ランチに提供すること」が求められていることだということがわかります。逆にいってしまえば、それができなければ作業をしても被害を拡大させているだけの状態といえます。

なぜこの作業をするのか?という問いにしっかり答えられるようになることが最初の一歩

「仕事で結果を出すつもりがありますか?」と質問をすると多くのは人は、当然ですと答えます。しかし、「その作業はなぜやる必要があるの?」という質問をすると、半分くらいの人は黙ってしまいます。でてくる答えも多くの場合、「会社として必要だから」「上司に言われたから」「前任者から引き継いだから」といった、不明瞭で実態のないものがほとんどのはずです。組織が大きくなるほど、この傾向は強く、結果を出すために必要な目的が不明瞭な状態でほとんどの人が仕事をしています。まだ作業者思考が強い人は、最初の一歩として「なぜこの作業をするのか?」にビジネス的に答えられるようにするところから始めてみるのが近道です。